新生活が始まって電車を使うようになった。電車は通り過ぎるときにいつも私を傷付けていく。嫌なことがなかった日でも電車が目の前を通り過ぎていく瞬間は少し死にたくなる。電車に乗ると何故か人生について深く考えすぎてしまうし。本当に恐ろしい乗り物だ…
自分が紡ぐ言葉が言葉に思えない時がある。言葉というより記号。記号だからこんなにも簡単に、何でも口に出来てしまうのだ。ほんとうに大事なことは何一つ言えない。記号ばかり発しているから中身が空っぽになってきている気がする。 第七官界彷徨 (河出文庫…
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