天国はまだ遠い

感情の置き場

些しの不安

自分が紡ぐ言葉が言葉に思えない時がある。言葉というより記号。記号だからこんなにも簡単に、何でも口に出来てしまうのだ。ほんとうに大事なことは何一つ言えない。記号ばかり発しているから中身が空っぽになってきている気がする。


第七官界彷徨 - 尾崎翠

タイトルがとても素敵だと思った。第七官に響く詩を書こうとする少女のお話。掴み所のない雰囲気で正直よく分からなかったが、登場人物がみんな何だか可愛らしくて好きだった。「そして音楽と臭気とは私に思わせた。第七官というのは、二つ以上の感覚がかさなってよびおこすこの哀感ではないか。」



いかれたBaby - Asian Glow

韓国・ソウルを拠点に活動するAsian GlowのFishmansカバー。予想外の組み合わせで見つけた時は嬉しかった。韓国の宅録バンドの独特の雰囲気が好き、Parannoul とか。Parannoulはリリイ・シュシュのすべてのセリフをサンプリングした「Beautiful World」が特に好き。